効果的な目標設定面談とは?

今期の目標を立てた後、上司は面談を行い、スタッフの目標の内容を調整していきます。

目標に対するスタッフのモチベーションを上げ、達成してもらうためには「面談」が重要です。

「時間がかかるからさらっと終わらせてしまう」「話を十分に行なったが、目標が上手く決まらなかった」などの経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では効果的に目標設定面談を行う方法を紹介していきます。

この記事を読んでほしい方

目標設定面談ではどのようなことを行うか知りたい方
管理者で目標設定面談を行なっているが、効果的に行うことができていない方

まずは結論から…

・目標設定面談の事前準備を行う
・「なぜ、この目標にしたか?」を確認する
・数値目標や達成方法の調整を行う

目次

目標設定面談の事前準備を行う

事前準備で必要なこと

スタッフが設定した目標設定シートを細かくチェックしよう

スタッフの目標設定シートは必ず、事前に目を通し、修正点については指摘できるようにしましょう。

スタッフとしては面談の際、「しっかり見てもらえている」と認識でき、目標達成に対するモチベーションが上がります。

私自身、目標設定シートをチェックできず、面談となってしまったことがありましたが、その場で思いついた内容の指摘となり、あまり効果的ではなかったと感じています。

目標に向かう上司の姿勢というのは何より大事にしたいですね。

また、目標が具体的になっているか、内容を確認しましょう。

目標のチェックはSMARTの法則がおすすめです。

こちらの記事で紹介しています↓

前期で目標が上手く達成できていなかったスタッフには…

目標の難易度や達成方法の工夫ができないか、検討しておこう

前期で上手く達成できていなかった場合、今期の目標設定方法を検討する必要が出てきます。

前期までの目標設定方法や達成に向けた取り組みを確認しておきましょう。

目標を達成できないことが続いているスタッフは、目標に対するモチベーションも低下してしまいます。

事前準備として個々のスタッフに合わせた対策を考えておけるといいですね。

次の項からは面談時における内容です。

「なぜ、この目標にしたか?」を確認する

個人目標はスタッフ自身が管理する

私の経験上、「なぜ、この目標にしたか?」と聞かれてすぐに答えられるスタッフは自分自身で良く考えて目標を設定している方が多くいました。

個人の目標は部署目標に沿って、自分自身の課題、やってみたいことなどが挙がっていると良いですね。

「なぜ、この目標にしたか?」と聞かれて答えられない場合は目標に関する説明を再度行なっていく必要があります。

目標管理=目標と自己統制による管理
Management  By Objective and  self  control

目標に対する上司としての考え方を伝えよう

目標を上手く立てられていないスタッフには理解してもらうために、この2つを説明しましょう。

・目標を達成することで自分自身の成長につながること
・組織として目標をクリアすることにより、意義を持つこと

組織としての目標は社会的な意義を持っていると、伝えやすいですね。

例えば、◯◯の商品が世の中に広がることで便利な生活を送れる人が増える、などです。

上司としては目標に対して、しっかり取り組んでほしいということを伝えることが重要です。

部署目標に沿った個人目標が立案されていない場合

組織や部署が目指している方向性と違ってしまっている目標が設定されている場合があります。

スタッフとしては自分自身が必要であると感じて設定していると考えられますが、目標は組織全体が取り組むことでより力が発揮されます。

部署目標達成に向け、「合理的か?」を考えてアドバイスしましょう。

数値目標や達成方法の調整を行う

数値目標のアドバイス

・目標の難易度をスタッフに合わせて考えよう
・部署目標を達成するために必要な数値目標を頭に入れてアドバイスしよう

管理者としてはスタッフに合わせて目標を設定しておくことは重要です。

しかし、部署全体で達成していきたい数値目標もあります。

アドバイスをする時は部署目標の達成も考えつつ、個々のスタッフの業務能力も考えて目標設定しましょう。

達成方法のアドバイス

・いつまでにやるかを確認しよう
・目標の進捗確認には上司が関わるようにしよう

達成方法で上がった項目一つ一つに対して「いつまでにやるか?」が考えられているかを確認します。

通常業務も並行して行なっていることが多いため、スケジュールとして無理のないものになっているかをチェックしましょう。

また、上司に目標の進捗を報告する機会を定期的に設けておくことなどもアドバイスできると良いですね。

目標設定面談時にアドバイスしにくい例と対処方法

ここでは目標設定面談でアドバイスしにくい例を挙げています。

目標設定の内容対処方法
管理者よりも専門性が高いスタッフ・現場の関係者間でも話し合ってもらい、目標を挙げる
管理者より年上・経験年数の長いスタッフ・課題よりも得意な分野を伸ばす目標を挙げる
新規事業など、新しい業務の場合
(前例がない場合)
・計画に基づいて目標設定を実施する
・場合によっては期中での目標修正を行う
(上司と話し合いの上)
数値化しにくい目標の場合質の向上を目標とする
(○○の会議で承認される業務マニュアルの作成等)

私自身、上記のような状況がよくありましたが、対応はケースバイケースで上記は一例です。

様々な状況に合わせ、対策を考えていけるといいですね。

それでも目標設定がうまくいかない場合

目標設定がうまくいかないスタッフが多い場合

部署目標が上手く設定できておらず、スタッフが目標設定しにくくなっている可能性もあります。

部署目標の立て方についてはこちらで紹介しています↓

モチベーションが上がらないスタッフの場合

目標設定を行う意義を説明することが必要です。

自分自身が成長できていると実感してもらうことも重要ですね。

モチベーションに関してはこちらで紹介しています↓

まとめ

・目標設定面談前に目標設定シートのチェックしよう、スタッフの前期の実績も確認しておこう
・「なぜ、この目標にしたか?」を確認することで、スタッフの目標に対する意識を確認しよう
・数値目標や達成方法を確認し、難易度やスケジュールなどスタッフにとって達成可能かどうかを確認しよう

目標設定面談は今期の目標を達成するために重要な役割を果たします。

管理職としても力を入れて臨むことで、部署全体が同じ方向を向いて仕事ができそうですね。

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この記事を書いた人

・30代夫婦
・趣味は登山やキャンプ、サッカー観戦
仕事や日常生活での悩みを解決できるように発信していきます。

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