【部署目標の作成のコツ】4つのポイントを紹介

目標管理制度が導入されている会社では組織の全体目標が示されます。

その後、全体目標に対して部署ごとの目標を作成していきますが、作成で悩むことはありませんか?

目標を立案するには考え方のコツがあります。

部署目標の立案方法を分かりやすく解説していきます。

この記事を読んでほしい方

会社で中間管理職を担っている方
部署目標の立案の考え方を知りたい方

目標設定について知りたい方はこちら↓

目次

【部署目標の作成のコツ】4つのポイントを紹介

部署目標には立案する際、下記4つのポイントがあります。

・上位目標を意識しよう
・BSCの4つの視点で考えてみよう
・数値目標は前年度実績から考えよう
・自部署独自で取り組みたい目標も挙げてみよう

ここからは4つのポイントについて説明をしていきます。

上位目標を意識しよう

部署目標を考える場合、自分ですべてを考えるということはありません。

必ず、会社が立案している目標達成を目指す必要があります。

目標は上記のように、連携していますので、会社の立てた目標を自分自身の部署に置き換え、何ができるかを考える必要があります。(上位目標がそのまま部署目標になることもあります)

自部署の課題となっていることがあれば、目標に盛り込めるようにできたらいいですね!

そのためにも…

前年度の振り返りにおいて、自部署の課題を書き出しておくことがおすすめ!

会社目標を自部署の目標に置き換えることが難しい場合

上司に個別に相談に行き、目標の擦り合わせをしよう

私が管理者をしていた時は目標の内容によっては自部署の目標に置き換えるのに苦労しました。

例えば、「経費削減」という目標が挙がった際です。

部署内ですでに経費削減が徹底されているとさらに削減するということは物理的に難しいですね。

そういった場合は上司に個別に相談に行き、目標の擦り合わせをしましょう。

自部署にとって本当に必要な目標なのか、上司と一緒に考えられるといいですね。

BSCの4つの視点で考えてみよう

BSCとはバランスト・スコアカードのことをいいます。

戦略的業績評価指標と呼ばれる経営管理ツールです。

BSCでは経営の要素を4つの視点でとらえています。

・財務の視点:収入の増減、経費の削減など
・顧客の視点:顧客満足度、評判、ブランド化、職員満足度
・業務プロセスの視点:現場の連携、人員整備や採用計画、技術の開発
・学習と成長の視点:職員の能力開発

私の場合、視点が財務の視点に偏ってしまったこともありました。

職場の課題を考える上でもこの4つの視点を考えてみてはいかがでしょうか?

数値目標は前年度実績から考えよう

目標を考える際、「数値目標」は重要です。

数値目標は基本的には前年度実績から考えた方が良いです。

前年度実績よりも業績が落ちてしまうことは特別な理由がない限りは目標として適切ではないですね。

数値目標が高すぎたり、低すぎたりすることで、部署内の目標管理が上手くいかないことがあります。

少し頑張ることで達成できるラインを数値目標にできるよう、情報を集めましょう。

実績の数値を収集するには時間がかかる…

年間実績ではなく、3ヶ月間など期間を短くして実績の情報収集をしよう

前年度の実績を集めるのに時間がかかることがあります。

そういった場合、私は「過去3ヶ月間の実績」など期間を短くして情報収集していました。

時期によって実績が大きく変化するような目標の場合は期間を区切ることは難しいので、目標の種類によって考えてみてはいかがでしょうか?

自部署独自で取り組みたい目標を挙げてみよう

現場で管理者が感じている課題に優先的に取り組むことができる

前述したとおり、部署目標を作成する際、上位目標との関連性は大切です。

しかし、「上位目標との関連性は強いわけではないが、自部署独自で取り組みたい」目標も存在するのではないでしょうか?

その場合は自部署独自で取り組みたい目標も挙げてみましょう。

自部署独自の目標を挙げることで、現場で管理者が感じている課題に優先的に取り組むことができます。

ただし、会社によって考え方は異なりますので、上司に必ず相談するようにしましょう。

4つのポイントを意識しても目標設定が上手くいかない場合

重点目標に絞って、作り込んでみましょう

部署目標は部署の人数が多いほど多くなる傾向があります。

全ての目標に数値目標を入れて、適切な内容にできれば良いですが、最初は実績管理をしていないなどで難しいことがあります。

そういった場合は重点目標として「3つについては力を入れて目標を作る」など焦点化することをお勧めします。

まとめ

・上位目標を意識することで、会社目標に沿った目標を立案しよう
・BSCの4つの視点で考え、偏りのない目標を立てよう
・数値目標は前年度実績から高すぎず、低すぎない適切なラインを考えよう
・自部署独自で取り組みたい目標を挙げ、現場で感じている課題に取り組んでみよう

部署目標は1年間、部下も巻き込んで、取り組んでいく内容になります。

部署全体がレベルアップしていくと良い目標を設定できるといいですね!

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この記事を書いた人

・30代夫婦
・趣味は登山やキャンプ、サッカー観戦
仕事や日常生活での悩みを解決できるように発信していきます。

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