勤務先で「目標管理シート」を渡されることがあります。
目標は今期、自分自身が何に取り組むか、決めるものであり、自分自身の成長には欠かせないものです。
また、この目標管理シートの結果により、賞与の評価がプラスやマイナスになることがあります。
ただ、どうやって目標設定したら良いか悩むことが多いのではないでしょうか?
これまで目標設定のアドバイスを多数行ってきた経験からやさしく解説していきます。
目標設定に苦手意識のある方
何を意識して目標を作成したら良いか、分からない方
まず、本記事の結論となる、目標設定の際のポイントです。
・部署目標を理解する
・目標の設定は「SMARTの法則」を利用する
・目標設定面談で上司に相談する
目標設定のポイントは上記となります。
一つ一つ説明を行っていきます。
部署目標を理解する
所属の部署では今期の目標は〇〇と発表されます。
「年間売上○%アップ」や「残業を月○時間削減」などですね。
この部署目標の理解はとても重要です。
部署目標を理解していないと…
個人目標作成の際、どう目標設定すればいいか分からない
「目標を達成しよう!」というモチベーションが上がらない
自分自身で部署目標を読み込んでおくことが大切です。
どうして部署目標がこの項目になったのか、分からなければ上司に確認してみるのもいいかもしれません。(私が上司なら質問がきたら嬉しいです)
自分自身の課題も考えてみる
自分自身が課題としていることも考えておきましょう。
課題としていることと部署目標で挙がっている内容で重なっている部分があれば、その部分を目標として掲げることができます。
自分自身にとってのメリットがないと、なかなかモチベーションを上げるのは難しいですね。
目標設定はSMARTの法則を利用する
SMARTの法則
- Specific:具体的である
- Measurable:計測できる
- Achievable:達成可能である
- Related:上位目標(部署目標)と関連する
- Time-bound:期限が決まっている
SMARTの法則は目標設定ではよく利用されます。
個人的には目標を立てる際、この内容に則って作成していれば間違いはないと思っています。
ただし、作成には慣れも必要ですので、良い目標がどのようなものか、例文などを見ておくことも大切です。
具体例
部署目標:残業時間を平均5時間/月以内にする(前年度:部署平均6時間)
個人目標 | 達成方法 | 具体策 |
残業時間を平均5時間/月以内にする(前年度:平均9時間) | 報告書作成時間の削減 (報告書作成による残業が多い) | ①報告書のテンプレートを作成し、作成時間を短縮する(1ヶ月以内に作成) ②報告書の期日から3日前に完成するよう計画を立てる (報告書作成計画をリスト化し、期末まで管理) |
SMARTの法則にある要素を意識して作成しました。
目標設定で足りていない部分として多くみられるのは
・数値目標が入っていない
・期末に達成できたか、できていないかを振り返ることができない
内容になっていることです。
特に数値目標についてはこれまでと比較して「上がる」か「下げる」かを明記しましょう。
数値目標が作れません…
目標達成ができたか、できなかったかを振り返るためにも、数値目標を入れることをおすすめします。
ただ、目標の種類によっては難しいこともあります。
数値目標が入っていない目標例としては「社内の〇〇委員会で承認されるレベルのマニュアルを3ヶ月以内に作成する」などがあります。
数値目標が入らない場合でも、目標が達成できたのかが明確に分かる目標が好ましいですね。
目標設定面談で上司に相談する
目標面談は大切な機会ですので、質問したいことを考えていくようにしましょう。
特に確認した方が良い内容を紹介します。
目標設定面談で確認したい内容
・自分の挙げた目標は達成可能であるか?数値目標は妥当か?
・数値目標が作れていない場合、達成できたかどうかをどう判断するか?
・目標が上手く進まない場合の対応方法はどうするか?
目標設定を行なっていると、他にもさまざまな疑問や質問が出てくると思います。
メモなどにして事前にまとめておくと良いですね。
目標設定面談までに考えがまとまらない場合
初めて目標設定をする場合など、なかなか考えがまとまらない場合があります。
先輩など周囲の人に相談することだけでなく、面談する予定の上司に事前に相談しておいても良いでしょう。
目標は達成したかどうかも大切ですが、その過程も大切です。
まとめ
・部署目標を理解することで個人目標を立てやすくなり、モチベーションもアップ!
・SMARTの法則を利用し、振り返りできる目標を作成しよう!
・目標設定面談では事前に質問したい内容を考えておこう!
目標を立てる際は、組織に貢献できるというだけでなく、自分自身が成長できるような目標にできたらいいですね。
目標設定はビジネスを行う場所が違っても使えるスキルですのでしっかり身につけていきましょう。
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